【銘柄フラッシュ】ルネサスエレがストップ高となりヤクルトなど高値更新

2012年9月24日 16:30

  24日後場は、円の強基調は一服したものの、中国との関係冷却の影響に不透明感があり、川崎汽船 <9107> の6.3%安、新日本製鐵 <5401> の3.6%安など、中国景気関連株が軟調。自動車株や機械、電機株なども軟調。半面、この裏返し的にディフェンシブ銘柄の動意が活発で、ヤクルト本社 <2267> が1.4%高となり高値を更新。明治ホールディングス <2269> も2.9%高で高値を更新。売買代金1位はソフトバンク <9984> となり「アイフォーン5」への期待から反発1.0%高。

  ルネサスエレクトロニクス <6723> は朝方から大引けまでストップ高買い気配を続け、終値で売買が成立し31.3%80円高。トヨタ自動車 <7203> やパナソニック <6752> など日本の製造業を代表する企業が、政府系ファンドの産業革新機構と組み、1000億円超を共同出資する方向で調整に入った、と22日付の日本経済新聞が伝えたことを好感。

  東証1部の値上がり率1位はルネサスエレクトロニクス <6723> の31.3%ストップ高、2位には株価10円台のサクラダ <5917> が入り9.1%高、3位は東京電波 <6900> の8.1%高となり前場と同水準ながら前引けの1位からは後退。

  九州電力 <9508> は7.3%高となり原発を巡る政策動向を材料に続伸し値上がり率4位、太平電業 <1968> は原発を巡る政策次第で需要増と期待され前引けの6.0%高から一段伸びて7.2%高。

  ナガイレーベン <7447> は看護衣や衛生用品が尖閣諸島を巡る緊張の場合に必要との思惑がいわれて6.5%高、ボルテージ <3639> はゲーム関連で円高や中国との関係冷却の影響が少ないと6.4%高、アスクル <2678> も内需関連の好業績株と5.7%高になった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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