2012年のイグ・ノーベル賞受賞者発表、産総研が開発したスピーチ・ジャマーも受賞
2012年9月21日 18:44
parsley 曰く、 今年もやってまいりました、イグ・ノーベル賞。毎日新聞によれば、『迷惑を顧みず話し続ける人を邪魔する装置「スピーチ・ジャマー」の開発』で、産業技術総合研究所研究員の栗原一貴さん(34歳)、科学技術振興機構研究員の塚田浩二さん(35歳)のお二人が「音響賞」を受賞したとのこと(産総研の発表)。
ここ6年連続の日本人受賞だが、日本のセンスが受けているのか、日本推しの推薦人が居るのか、不思議である。
授賞式会場で装置が実際に試されたかどうかは確認できていない。
そのほかの受賞者については下記の通り。
心理学賞:右に傾けるとエッフェル塔が小さく見えることについての研究(Anita Eerland and Rolf Zwaan [THE NETHERLANDS] and Tulio Guadalupe [PERU, RUSSIA, and THE NETHERLANDS])
平和賞:ロシアの古い銃弾をダイヤモンドに変えたこと(The SKN Company [RUSSIA])[注:SKNという企業は、火薬からダイヤモンドの微細な粉末であるナノダイヤモンドを生成しているらしい]
神経科学賞:複雑な装置とシンプルな統計を使えば、どこででも、死んだサーモンからでさえも意味のある脳活動を得られることを実証した(Craig Bennett, Abigail Baird, Michael Miller, and George Wolford [USA])[注:脳や神経活動を調査する方法にはさまざまな手法があるが、気を付けないと実際にはあり得ないようなデータが取れてしまうということを死んだサーモンを使って実証したということらしい]
化学賞:スウェーデン・Anderslövのある複数の家で、人々の髪の毛が緑色になった謎を解明した( Johan Pettersson [SWEDEN and RWANDA])
文学賞:報告書に関する報告書に関する報告書に関する報告書の準備を提案した報告書に関する報告書に関する報告書についての議論(米国会計検査院)
物理賞:ポニーテールの形や動きに付いて、それにかかる力のバランスを計算した (Joseph Keller [USA], and Raymond Goldstein [USA and UK], Patrick Warren, and Robin Ball [UK])
流体力学賞:人がカップ入りのコーヒーを持ち運んでいるときに何が起こっているのかを調べるため、流体スロッシングのダイナミクスを研究した(Rouslan Krechetnikov [USA, RUSSIA, CANADA] and Hans Mayer [USA])
解剖学賞:チンパンジーは彼らの後ろ姿の写真から個体識別ができることを発見した(Frans de Waal [The Netherlands and USA] and Jennifer Pokorny [USA])
薬学賞:内視鏡の使用時に患者が爆発する可能性を減らすための医師への助言を行った(Emmanuel Ben-Soussan and Michel Antonietti [FRANCE]) スラッシュドットのコメントを読む | サイエンスセクション | 変なモノ | サイエンス
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