アップル、新しいiTunesを10月にリリース iCloudとシームレスに連係
2012年9月13日 20:23
アップルは12日(米国現地時間)、MacおよびWindows PC用の新しいiTunesを発表した。新しいiTunesでは、完全に再設計されたプレーヤー、iCloudとのシームレスな連係に加え、世界で最も人気のある音楽・アプリケーション・テレビ番組・映画のオンラインストアを美しい見た目に刷新する。新しいiTunesは10月に正式リリースとなり、ユーザーのお気に入りのiTunesコンテンツを最前面に置く、劇的にシンプルなすっきりしたデザインのインターフェイスで登場する。iCloudとの連係により、ユーザーがiOSデバイスまたはコンピュータから購入した音楽・映画・テレビ番組といったコンテンツは、MacやWindows PCのiTunesライブラリーに見やすく表示され、必要な時にいつでもアクセスできる。再設計されたiTunes Store、App Store、iBookstoreは、お気に入りのコンテンツをiPhone、iPad、iPod touch、Mac、Windows PCでよりいっそうシンプルに購入できるように再考されている。
再設計されたiTunesは、MacやWindows PCでフルウインドウのインターフェイスとなり、よりシンプルですっきりと、お気に入りのコンテンツが常に最前面に表示されるようになる。この新しいライブラリーの表示により、音楽・テレビ番組・映画といったコンテンツがより見やすくなり、閲覧したいコンテンツのカテゴリーをクリックすればそのカテゴリーのコンテンツがすべて表示されるようになる。アルバムの拡大できる表示では、各アルバムのトラックを一覧表示しながら、音楽ライブラリ全体の閲覧も続けられる。
新しい検索機能では、音楽・映画・テレビ番組のすべてを含むiTunesライブラリー全体が検索対象となる。新しく設計されたミニプレーヤーでは、小さなツールバーで音楽再生を簡単にコントロールできる。次の楽曲にスキップしたり、新しい楽曲を探したりなど、あらゆる操作をライブラリーを開かずに実行できる。Up Nextはこれから再生される楽曲が何かを知るための楽しい新機能で、次に再生したい楽曲やアルバムを並べることができる。
iCloudとの連係により、iTunesを通じて購入したコンテンツはクラウドに置かれ、iPhone、iPad、iPod touch、Mac、Windows PC、Apple TVからアクセスできるようになる。新しいiTunesではiCloudとのシームレスな連係が特長であり、コンテンツの購入に使ったデバイスに関係なく、購入したコンテンツはすべて自動的にMacまたはWindows PC側のライブラリーに保存される。iCloudはまた、どのデバイスで映画やテレビ番組を見ていても再生中の位置を憶えている。
再設計されたiTunes Store、App Store、iBookstoreはいずれもすっきりしたデザインとなり、コンテンツの購入がより簡単で楽しいものになる。フィーチャーされたコンテンツは一番上に表示され、簡単に閲覧できるシェルフには人気のある楽曲・映画・テレビ番組が現れる。試聴した音楽・映画・テレビ番組はすべてプレビュー履歴で確認できる。iCloudにより、プレビュー履歴は使用しているデバイスすべてで共有される。さらに90秒の楽曲視聴をしながら、そのままストアの閲覧が続けられるようになる。
なお、新しいiTunesは10月より無償ダウンロードとして提供される予定。