Facebookの上場で損をした投資家ら、その原因について考察

2012年9月12日 08:00

taraiok 曰く、 Facebookの株価は、IPO(新規株式公開)後の3か月で500億ドル以上の損失となり、投資家の事前予想を大きく裏切る結果となった。こうしたことから、米経済誌などでは原因追及という名の犯人捜しや問題の検証記事などが数多く出回っている。NY Times紙でAndrew Ross Sorkin氏が書いた記事もそのひとつ。この記事ではIPO失敗の原因として公開価格を1株当たり34~38ドルに引き上げたことを挙げ、Facebookの最高財務責任者(CFO)であるDavid Ebersman氏がその首謀者だとして糾弾している(David Ebersman氏ブログNY Times/.J過去記事本家/.)。

 アメリカ実業界の大物と呼ばれるMark Cuban氏もFacebookの株に手を出し大損をした一人。しかし、彼は自身のブログで、先のNY Times紙の記事に責任転嫁はみっともないと反論している。氏曰く、「CFOの仕事は、株主の株主のポートフォリオの管理ではなく、Facebookの成功を支援することだ。FacebookはIPOにより約100億ドルを調達できたのだから、彼の仕事としては正しい行為だった。私はFacebookの株式を購入し、結果として大きな損失を被ったが、それはFacebookの最高財務責任者の責任ではない。株価が上がると予想した私(投資家)自身の責任によるものだ。それが経済の仕組みだろう」としている。

 しかし、MindfulMoneyなどの投資専門サイトなどでは、Facebookの不正による損失と通常の投資の失敗を一緒にするのはお門違いと言った意見もある(MindfulMoney)。

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