ソニー、ヘッドマウントディスプレイの新モデル「HMZ-T2」を発売
2012年9月11日 19:27
ソニーは11日、頭部に装着することで映画館クラスの迫力ある仮想ワイドスクリーン(750型相当)が目の前に広がるヘッドマウントディスプレイ“Personal 3D Viewer”の新モデル「HMZ-T2」を発売すると発表した。発売日は10月13日。価格はオープンだが市場推定価格は7万円前後。
「HMZ-T2」は、従来モデルで搭載したソニー製HD有機ELパネルによる高品位な映像や、ソニー独自技術による5.1chバーチャルサラウンドに加え、新たに好みのヘッドホンでも5.1chサラウンドを楽しめるなど、音と映像の臨場感を高めるための進化を実現した。
新製品は、高音質なヘッドホンを同梱したほか、ヘッドホンを交換可能な構造にすることで、好みのヘッドホンでも5.1chバーチャルサラウンドを楽しめるようになった。映像の進化としては、映画館のフィルム独特の味わいを再現できる「24p True Cinema」や、ゲームなどの動きの速いシーンでも残像感の少ないくっきりとした映像を再現するパネルドライブモード「クリア」を搭載した。また、従来比20%以上の軽量化を実現するとともに、新ヘッドバンド機構により装着感を向上。さらに、外部からの光を遮断するライトシールドも進化させ、より高い遮光性を実現した。
昨年11月の発売以来、同社の予想を大きく上回る反響を得たヘッドマウントディスプレイ「HMZ-T1」において、ソニーは家庭で映画館のプレミアムシートから鑑賞するような臨場感ある体験を提案してきた。今後は「HMZ-T2」を通じて、より高品位な映像と音がもたらす新たな感動と、まるで映画館にいるような深い“没入感”の楽しみを提案していく。