【株式評論家の視点】輸出関連株優位の流れで強調場面、個人はまだ「病み上がり」状態

2012年9月8日 17:58

<来週の相場展望>

  米国株の勢いがすごい。7日のNYダウは1万3306ドル64セントと2007年12月28日以来、ほぼ4年8カ月ぶりの高値に進んだ。

  当時の日経平均はと見ると、2007年12月の高値は1万6107円。しかし、米国株急騰を受けた7日の東京市場は、高寄りした後はこう着状態で反応度は鈍い。NY株への追随高を阻んでいるのは長期の円高。政府がそうした国難への対応をしてくれさえすれば、米国高に反応することができるのだが。

  そうした中、2ヶ月ぶりにユーロが100円台に乗せて来たのは明るい材料。それに、中国がリーマンショック後以来の積極的な財政出動に踏み切ってきた。これまで徹底的な整理を余儀なくされてきたこともあって、来週(10~14日)は輸出関連株に人気が回ることが予想される。

  ただ、買い方の信用評価率は20%に接近、追い証発生直前まで追い込まれていただけに、個人投資家はまだ病み上がり。相場も回復度合いを図りながら、戻りの程度を探っていくパターンか(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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