楽天のKobo社、新電子ブックリーダー3機種を発表
2012年9月7日 11:42
楽天の子会社であるKobo Inc.(本社:カナダ・トロント市)は6日、新しい電子ブックリーダー「Kobo Mini」、「Kobo Glo」、「Kobo Arc」の3機種を発表した。同日から「Kobo Glo」の予約受付を開始した。10月1日よりKobo社の世界11,000の書店ネットワークにおいて順次販売を開始する。日本市場への投入についての詳細は、決定次第、別途連絡するという。
「KOBO GLO」はフロントライト機能を搭載し、昼夜を問わず暗い場所でも電子書籍を読むことが可能。フロントライトの明るさは自由に調節でき、また、光の強さが目に優しい点も特徴。個人の好みに応じて調整できるページめくり機能がついており、電子書籍上級者も満足できるような仕様となっている。
また、E Inkの技術を採用しており、6インチの画面に表示される文字のフォントをカスタマイズできるほか、紙の書籍を読むのとほぼ同じような感覚で読めることも特徴。Wi-Fiへの簡単接続機能もあることから、「kobo イーブックストア」にアクセスしてコンテンツを購入し、そのまま「Kobo Glo」で読むことも可能。価格は129.99ドル。
「Kobo Mini」は、世界最小かつ最軽量でありながら、これまでの電子ブックリーダーがもつ機能をそのまま搭載している最新のE Ink最小電子書籍端末。画面サイズは5インチで、ポケットなどにも収まる大きさ。E Ink社のディスプレイを採用していることから、太陽の下でも画面が反射することなく読むことができ、目に優しく、長時間の読書でも目が疲れにくいのが特徴。外出や出張が多いビジネスマンや若年層、初めて電子書籍を手にする電子書籍初心者にも最適。「Kobo Mini」はサイズが小さくとも約1,000冊の書籍を保存することが可能。価格は79.99ドル。サイズは101.6mmx133.1mmx10.3mm、重さは134g。
「Kobo Arc」は、アンドロイド4.0を搭載したタブレット端末で、書籍や映画、テレビ、音楽、Webサイトなど、数多くのコンテンツの中からユーザーが読みたい、見たいと思うコンテンツ探してくる機能を持つタブレット端末。「Kobo Arc」にはKobo社が開発したインタフェース機能Tapestriesを搭載している。Tapestriesは、高度な学習機能を備えているクロスメディアエンジンを使うことで、ユーザーニーズにマッチしたコンテンツ情報を提供することができる。
また、7インチの画面サイズ、1600万色の色彩表示、クリアな文字表示機能は、写真と動画の再生に最適な環境を備えている。さらに、SRS TruMediaのスピーカー機能や内蔵マイクロフォン、高解像度1.3MPのカメラ機能も付いていることから、写真や動画の撮影も可能。1回の充電で最大10時間使用が可能で、2週間のスタンバイ機能もついている。
「Kobo Arc」には、Facebook、Twitter、Rdio、Zinio、PressReaderといったアプリがプリインストールされており、Google Playを活用すれば60万以上のアプリも楽しむことができる。価格は容量8Gが199.99ドル、容量16Gが249.99ドル。