100万件のUDID漏洩問題、AppleもFBIもAntiSecの言い分を否定

2012年9月6日 18:24

eggy 曰く、 iPhoneやiPad、iPodといったiOS機器のデバイス固有ID(UDID)らしきものが漏洩した問題について、AppleもFBIも、漏洩を発表したハッカー集団の言い分を否定している(本家/.CNN記事)。

 今月3日、ハッカー集団AntiSecがJavaの脆弱性をついてFBI監督特別捜査官Christopher K. Stangl氏のノートPCから1200万件以上のUDIDを入手し、そのうちの1,000,001台分のデータをPASTEBINで公開したと報じられた。だがこれについてAppleは、「FBIからAppleの情報を提供するよう要請されたわけでもなく、我々がFBIや他機関に情報提供したわけでもない」と述べている。また、FBIも「現時点で、FBIのノートPCが侵入されたということを示すような証拠や、FBIがデータの提供を求めた、もしくは入手したという証拠も一切ない」としている。

 今のところUDID及びDecToken ID、機器名以外の情報は公開されていないが、ハッカー集団の言い分によれば、電話番号や住所といった個人情報も入手しているとのこと。もしAppleとFBIの言い分が正しいのであれば、AntiSecは一体どこからデータを入手したことになるのだろうか。

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