全日空と日本ユニシス、空港ラウンジでデジタルコンテンツを提供
2012年9月4日 10:51
全日本空輸(ANA)と日本ユニシスは3日、伊丹空港のANAラウンジ利用者にデジタルコンテンツを提供するサービスを9月10日から開始すると発表した。
同サービスは、ANAのラウンジ内で接続できるポータルサイトを通じて、ニュース、雑誌やANAの発行誌、オリジナルのコンテンツなどをデジタルコンテンツとして提供するもの。顧客は自分のパソコン、タブレット端末、スマートフォンなどからANAラウンジのWi-Fiを利用してポータルサイトに接続し、これらのコンテンツを楽しむことができる。一部のコンテンツはダウンロードでき、ラウンジを出た後で閲覧することもできる。
ANAは、空港ラウンジを「ワンランク上のサービス空間」と位置づけ、サービスの向上を目指し全国のラウンジのリニューアルを進めているが、ラウンジ内でのサービスも充実させ、顧客の多様なニーズに応えるべく、今回デジタルコンテンツ提供サービスを導入する。
今後、9月10日から大阪・伊丹空港のラウンジで同サービスを開始し、2012年度内に羽田空港と成田空港のラウンジでも同サービスを開始する予定。
同サービスは、日本ユニシスが提唱する「LoMeS」(Location-based Media Service)の概念に基づき、「特定の場所」で「限られたセグメントの人たち(特定の顧客)」に「特別な情報やサービス」を提供するもの。従来のECサイトなどの広告や販売促進とは全く異なる、“場を提供する企業”と“コンテンツを提供する企業”を利用する顧客の立場で統合する新しいビジネスモデルとなっている。