アポロ11号のクルーが月へのフライトにかけていた保険
2012年9月1日 19:26
先日逝去したニール・アームストロング氏をはじめとしたアポロ11号のクルーらは、少し変わった方法で月へのフライトに保険をかけていたそうだ(NPRの記事、本家/.)。
人類が過去に経験したことのない危険な任務に挑む彼らが保険に入ろうとすれば、莫大な保険金が必要となる。そこで、彼らは保険に入る代わりに数百枚の封筒にサインをしたそうだ。サインした封筒を預かった友人は、アポロ11号打ち上げの日や月面着陸の日など重要な日に郵便局へ持ち込み、当日の消印を押した封筒を家族に送った。彼らはすでに有名人であり、もしも事故で彼らが地球に帰ってこれなければサインに高値がつくことが予想された。家族が売却すれば、日々の生活だけでなく、子供の教育資金などもカバーできると考えられたという。結局この保険は必要なかったが、帰還後の彼らは無料で数万枚のサインをしたとのことだ。 スラッシュドットのコメントを読む | サイエンスセクション | サイエンス | アメリカ合衆国 | お金 | 月
関連ストーリー:
訃報: 宇宙飛行士 ニール・アームストロング氏、逝去 2012年08月26日
Amazon.comのCEO、アポロ11号のエンジン回収計画を発表 2012年03月30日
月から帰還したアポロ11号の乗組員に対する「入国審査」 2011年10月20日
アポロ11号で利用されたプログラムのソースコード、公開中 2009年07月29日