会田誠の世界に迫るドキュメンタリー映画「駄作の中にだけ俺がいる」2012年晩秋公開決定

2012年8月30日 23:20


芸術家・会田誠の世界に迫るドキュメンタリー映画「駄作の中にだけ俺がいる」が、2012年晩秋、ユーロスペースほか全国で順次公開される。


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「駄作の中にだけ俺がいる」は、会田誠に1年間密着、彼の世界を余すところなく映し出したドキュメンタリー映画。2012年11月より始まる会田誠にとって初となる美術館での大規模個展「会田誠展:天才でごめんなさい」(森美術館にて開催)で展示される大作「滝の絵」「灰色の山」制作中の会田にも密着している。



「生まれながらの芸術家」の生態と本音を赤裸々に、余すところなく映し出す。1年に及ぶ撮影は、追い詰められた美術家の内面を徹底的に捉え、同時に、ユーモアに満ちた“奇才”の新たな一面にも触れている。制作中の会田だけでなく、夫として、父親としての会田の素顔もカメラは捉えている。



すべての常識と制約を取り払い、会田誠の「エロスと毒」の核心を描くのは、長年ドキュメンタリーを主戦場としてきた監督・渡辺正悟。また、同じ現代美術家である妻・岡田裕子のナレーションも相まって、映画は人間としての会田誠の本質的な魅力にさらに迫るものとなっている。



【アーティストプロフィール】

会田 誠(Makoto Aida)

1965年10月4日新潟県生まれ。1991年東京藝術大学大学院美術研究科修了。ミヅマアートギャラリーでの個展を中心に国内外の展覧会に多数参加。主な展覧会に「六本木クロッシング:日本美術の新しい展望」(森美術館、2004年)、「第1回シンガポール・ビエンナーレ:BELIEF」(シンガポー ル、2006年)、『笑い展:現代アートに見る「おかしみ」の事情』(森美術館、2007年)、「Bye Bye Kitty!!! - Between Heaven and Hell in Contemporary Japanese Art」(Japan Society、ニューヨーク、2011年)。


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