ホンダ、新型軽「N BOX +」の受注が好調 車いす仕様車も追加

2012年8月30日 17:46

 ホンダは30日、7月6日に発売した新型軽乗用車「N BOX +」の発売後の累計受注台数が、8月29日現在で約9,500台(月間販売計画は3,000台)となり、順調な立ち上がりとなったと発表した。

 「N BOX +」は、「N BOX」でも好評を得た室内の広さ、多彩な荷室のアレンジが可能なマルチスペースシステム、質感が高く遊び心のある2トーンカラースタイルが購入ポイントになっている模様。

 また、ホンダは、室内の広さと多彩な荷室のアレンジを活かし、車いす利用者にも開放感のある空間を実現した「N BOX + 車いす仕様車」を本日より発売した。価格は143万円から。

 「N BOX + 車いす仕様車」は、車いすでの乗り降りを補助する電動ウインチを標準装備し、介護を受ける人の体重にかかわらず一定速度で乗り降りが可能。さらに、車いすのハンドルグリップを持ちながらでも操作しやすいリモコン付きで、介護する人の負担を軽減する。また、ダイブダウン機構によりリアシートを床に沈み込むように収納できるため、車いすの人の足元や顔まわりに開放感のある空間を実現している。

 さらに、新開発の3段階スライド式のアルミスロープを採用することで、車いすの人が乗車しないときはアルミスロープを立てて収納していたものを床下に倒して収納することが可能となり、テールゲートからの荷物の出し入れが容易になる。加えて、大小2つのマルチボードを活用することで、車いす仕様車としてだけでなく日常生活からレジャーまで幅広い用途に使用できる。

 今回、精悍で上質感のある「N BOX + カスタム」にも車いす仕様車をラインアップした。さらに、クラス初となる4WDを全タイプに設定し、幅広いバリエーションから選択できるようにした。 なお、「N BOX +」標準タイプを車いす仕様車に変更できる装備キットも年内に発売する予定。

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