【銘柄診断】酒井重工業は国内の復旧工事が下支え、シェールガスの採掘向け需要も伸びる
2012年8月30日 15:30
酒井重工業 <6358> が29日のザラ場安値249円で底打ち機運を強めてきた。29日の相場は結局長い陽線で引け、典型的な下ヒゲの底入れパターン。商いもいきなり大きな盛り上がりを見せており、出直り相場入りのニュアンスが強くなってきた。
今2013年3月期の第1四半期の業績は営業利益が1億9200万円と前年同期比2.2倍の大幅増益を達成した。震災からの復旧に伴う道路舗装工事が増え、国内の土木工事用ローラーの販売が伸びる。北米は住宅着工の底入れで経営環境が好転、シェールガスの採掘向けの需要も伸びる。
インフラ投資進む新興国需要の取り込みに注力することなどから、今回据え置かれた通期の営業利益9億円、前期比37%増の見通しについては増額修正が有力との見方が強い。特に米国ではシェールガスの開発が本格化しており、今後は収益押し上げの大きな要因になりそう。
5月1日の年初来高値363円以後は円高懸念から調整を続けていたため、タイミング的にも整理一巡感が強まるところだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・【銘柄診断】スギホールディングスは介護関連株の視点で見直し買いが積極化する(2012/08/30)
・【銘柄診断】ダイキン工業は中国の売上げが再び拡大期迎える、急落場面は絶好の買い場(2012/08/30)
・急騰銘柄を徹底予想する日刊株式投資情報新聞(メルマガ無料)好評!会員が急増中(2012/07/20)
・プロの記者が急騰銘柄を徹底予想!日刊株式投資情報新聞(無料)メルマガ登録受付中!(2012/07/20)