【銘柄診断】アドバンテストの業績見通しは強弱が分かれる、好需給は株価押し上げに作用

2012年8月30日 15:30

  アドバンテスト <6857> が出直り機運を強めている。7月26日に発表された今2013年3月期第1四半期の業績は営業利益が7億5600万円と前年同期比4%減に見舞われた。

  ただ、受注高が462億円と前年同期比20%増を確保、今後への期待感が優るかたちで7月30日の914円をボトムに出直り相場に転進。その後8月17日付けで証券会社が投資判断を弱気から強気に引き上げたことで見直し人気に拍車がかかっている。

  前3月期の第2四半期から連結子会社となった旧ベリジ社分を中心にスマートフォン関連のテスタ需要が想定を上回る可能性が高いことなどを踏まえ、業績増額との期待感が強まっている。

  会社側は通期の営業利益の見通し120~―200億円(前期8億3700万円)を据え置いたが、アナリスト筋では157億円程度を想定する声が強まっている。取組の良さも注目点。

  直近の信用売り残は252万株と8月3日のボトム168万株から増加に転じてきた。一方信用買い残は7月27日の227万株をピークに減少に転じ8月24日申し込み現在では142万株にまで減少して来た。大幅売り長を背景に、日証金では連日逆日歩が発生している。強まる出直り足が売り方の買い戻しを誘発することになりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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