【銘柄診断】丸紅は穀物メジャーへの展開を評価、目標価格引き上げ続き先高ムード高まる
2012年8月29日 15:49
丸紅 <8002> はやや調整色の強い展開になっている。最近の資源価格の軟化を受け、総合商社株は波乱相場となり、三菱商事 <8058> は年初来安値に売り込まれるほど。そうした中では丸紅の動きは堅調と言える。
同社はエネルギー依存が強い商社株の中でバランスの取れた収益構成が特色。特に食糧部門への積極的な投資が目立ち、このほど穀物取扱いで米国3位の米ガビロン社の買収を決め、穀物メジャーへの道を歩んでいることがアナリスト筋の高い評価を呼び込んでいる。
今2013年3月期の第1四半期の業績は純利益が前年同期比8%増の524億円を確保、第1四半期としては過去最高益となった。通期の純利益も前期比16%増の2000億円という最高益見通しを据え置いた。
三菱商事などは業績未達懸念が株価の足かせになっているが、同社の場合、会社側では予算にはある程度の余裕があり、価格下落をカバーできるとしており、業績面で買い安心感があるのが強みだ。
ここへきて証券会社のレーティング引き上げ、目標価格の引き上げの動きなどが相次ぎ、先高感が高まっている状況だ。配当利回りは4.6%に達する。9月相場では配当取りの動きが活発化することが予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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