3Dプリントで作られたレースカーが時速140kmを記録
2012年8月29日 06:00
taraiok 曰く、 学生から優れたエンジニアを育成するために「Formula Student Electric 2012」という電気レースカーイベントが毎年開催されている。16人の学生エンジニアたちが所属する「グループT」は、世界初の3Dプリンタ技術で製造されたレースカー「Areion」を完成させた。この「Areion」のテストがホッケンハイムのレースサーキットで行われ、わずか4秒で時速100kmという加速、最高時速141kmを見せたという(TechTripper、Gigazine、本家/.)。
「Areion」の車体はマテリアライズ社の巨大ステレオリソグラフィマシンを使用して製造されたが、車体のサイズが大きいため一度に成型するのではなく、パーツを分割して出力、あとで接合して車体を作るという形を取ったという。3Dプリント技術だけでなく、環境に配慮したバイオ複合材料の採用や最新の電動動力伝達装置「電動ドライブトレーン」などを採用しているとしている。「Areion」は二つのレースを無事完走し、「グループT」はベストチームワーク賞を受賞したとしている。
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