【銘柄診断】カルビーは外国人の吸い上げで値幅効果が出る、目先は利食い先行の動きも
2012年8月28日 16:19
カルビー <2229> が高値圏で頑強な動きを続けている。外国人投資家の持ち株比率が2011年3月期の26.6%から前2012年3月期には37.8%大幅にアップしており、浮動玉が吸い上げられた値幅効果で現れている。
2013年3月期の第1四半期の決算は営業利益が37億8500万円と前年同期比2.7倍の大幅増益を達成した。海外事業の拡大とともに、ポテトチップスの積極展開や新製品「ベジップス」の拡販で国内シェアを向上させたことが好業績の要因。
中間決算の予想営業利益66億円(前年同期比69%増)に対し、第1四半期で既に57%を稼いでおり、今後増額の可能性はかなり強い。
現在の上昇相場の起点は昨年3月の2000円。そこから今年8月27日の5930円まで3倍に近い上昇率を記録した。チャート的にはここやや頭思い展開に入ってきている。今後予想される増額修正に再び好反応で応えることが出来るかどうかが大いに注目されそう。
直近の取組は売り17万株、買い3万株と、取組は薄いが株不足状態にあり、日証金では逆日歩が発生し続けている。ただ、高値へ買い上げることで踏み上げが発生する。買い戻しを誘うような積極的な買いが上値に伸びるかどうかが注目点。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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