【銘柄診断】シチズンホールディングスは時計の売上げ増などで利益は成長期入りへ

2012年8月28日 16:18

  シチズンホールディングス <7762> は7月25日の396円をボトムに着実な戻りを見せている。

  今2013年3月期の第1四半期決算は営業利益32億8100万円と前年同期比30%の大幅増益を達成した。時計事業は欧州で低調だったが、国内で堅調に推移し、工作機械事業は自動車関連などが順調だった。

  デバイス事業は、携帯電話用LEDなどの落ち込みで減収ながらも、自動車部品など採算性の高い製品の販売構成比の高まりにより営業利益は増加した。順調な業績の割に株価の評価は今一つ盛り上がらないが、9月中間決算の90億円(前年同期比19%増)に対し第1四半期の進捗率が36%に留まっていることが響いているようだ。

  ただ、時計事業と工作機械事業は景気の穏やかな回復と構造改革効果により、利益は成長期入りするとみるアナリストが多く、最終的には通期の営業利益205億円(前期165億円)は増額の方向が予想されている。

  もともと仕手人気が強い株で、いずれそこら当たりもクローズアップされていく方向が予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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