【銘柄診断】パイオニアはカーエレクトロニクス重視の事業転換が奏功、通期では増益確保
2012年8月27日 21:17
パイオニア <6773> は8月3日に193円の大底を入れ、8月20日には228円までリバウンドを見せたが、25日には再び206円まで売り込まれ、まだ、はっきりとした底値確認には至っていない。
8月7日に発表された今2013年3月期第1四半期の営業利益は5億9900万円と前年同期比69%の大幅な減益に見舞われた。
車載機器部門は自動車生産の回復にあわせOEM生産が国内と北米で好調で、全体の売り上げをけん引した。反面、光ディスクドライブは地上デジタル放送移行に伴う需要がなくなり大きく減少した。
第1四半期決算を受けて、9月中間決算の営業利益を75億円から60億円(前年同期70億200万円)へ、3月期通期も240億円から200億円(前期125億円)へそれぞれ引き下げた。
ひとまず悪材料出尽くしのムードが広がったが、為替市場の円高から再び環境不透明との見方が強くなってきている。今期は減額とは言え、前期に比べれば大幅増益である。薄型テレビから撤退し、カーエレクトロニクスの事業拡大へ転進してきた事業転換が奏功している。を推進してきた。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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