【銘柄診断】三井不動産は賃貸事業をはじめ環境は良好、来期以降も増益基調を引き継ぐ

2012年8月27日 21:16

  三井不動産 <8801> が再び上昇気流に乗りそうな感触だ。

  今2013年3月期の第1四半期決算は営業利益が245億円と前年同期比11%増を確保した。賃貸事業で「三井アウトレットパーク木更津」や「ダイバーシティ東京」といった新たに稼働した商業施設が収益を押し上げた。「東京ミッドタウン」を保有する特別目的会社を連結対象にしたことも寄与した。

  業績は想定通りに推移しているとして、今3月期通期の見通し営業利益1350億円、前期比7%の予想は据え置いた。

  また、同社の場合、不況が言われているオフィス部門も空室率は低水準で推移していることが注目点。空室率の低下に加え、今後はゆるやかな賃料水準の上昇が続くと見られるほか、新規稼働の寄与も加わり来期以降も増収益基調の継続が見込まれる。マンション引渡し戸数も安定した伸びが期待できる。

  そうした状況を踏まえると、今期の増益基調が来2014年3月期以降も引き継がれる可能性が強くなっている。株価も次第にそうした先行きの好調持続を取り込む動きに入りそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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