【銘柄診断】丸井グループはカード事業拡大で成長性を取り戻す、出遅れ買いの波及を待つ

2012年8月27日 21:15

  丸井グループ <8252> は消費関連株が賑わいを見せる中、やや低調な足取りにとどまっている。

  今2013年3月期の第1四半期の業績は営業利益が47億8900万円と前年同期比30%の増益を達成した。カード事業の好調や利益率の高い新PBの貢献が要因。そしてこれらの成長が同社の収益を大きく押し上げて行くものと見られている。

  カード事業ではキャッシングが好調で、メインカード化がすすんでおり、これをショッピングへなどに結びつけることにより、収益構造の転換が進むものと見られている。

  顧客の不満や要望を拾い上げ問題解決を図る新PBの売上げは着実に伸びているが、同社では顧客を巻き込んだ企画・開発を一段と加速。ネット通販との親和性の高さから客層拡大などにつながる可能性は十分。

  今3月期は営業利益220億円と前期比22%増益が見込まれているが、アナリスト筋は来期意向も増益路線が定着するとの見方を強めている。PBRは0.6倍に過ぎない。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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