ピーチ、関空で継続降下到着方式を導入 燃料節減とCO2削減等が可能
2012年8月27日 11:17
格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションは24日、同日より、関西国際空港の深夜早朝時間帯において、継続降下到着方式(Continuous Decent Arrival、以下CDA)の試行運用を開始すると発表した。
CDA方式による着陸を行うのは、早朝に到着する香港発大阪(関西)行きの全てのPeach便で、24日に関空に到着する便より導入し、積極的に同降下方式を実施していく。
CDA方式とは、巡航高度から降下を開始後、着陸までの降下角度を燃料効率上最適な状態で継続的に降下し着陸することにより、降下途中に通常発生する水平飛行に近い飛行形態を排除することを目的とした降下着陸方式。CDA方式には消費燃料の節減ならびにCO2の削減の効果があり、同社便(エアバスA320型機)の1回の着陸で300~800ポンドの消費燃料の削減が可能となる。