【銘柄診断】三井住友フィナンシャルグループは海外の収益比率を30%まで引き上げる
2012年8月25日 21:13
三井住友フィナンシャルグループ <8316> が見直されていきそうだ。今2013年3月期の第1四半期の純利益は1178億円と前年同期比43%の減少となり、これが人気の盛り上がらない要因となっている。
資金利益などの顧客部門の収益は概ね計画線を確保しており、銀行単体の本業の収益動向を示す業務純益は上期計画に対し、6割近くに達した。しかし、連結子会社の増加による費用増、与信費用の増加、保有株式の現存などが響き減益になったもの。
資金利益などの顧客部門の収益は概ね計画線を確保、債券売買益の好調などから今3月期の純利益については4800億円と前期比7%の減少を想定している。
同社は来2014年3月期を最終年度とする中期計画を立てているが、そこでポイントにおいているのは海外の収益比率を30%(前期は26%)にまで高めること。目標達成に向けて、海外の人員・拠点網の拡充を積極的に進めており、海外金融機関との提携・買収戦略も強化している。
厚い利ざや、低い経費率などを背景に、銀行セクターの中で相対的に収益力が高いが、海外展開の先行も新たな成長力を呼ぶ源泉になりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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