【銘柄診断】三井物産は減益は一時的で成長路線を継続へ、投資指標はオール超割安
2012年8月25日 21:12
三井物産 <8031> が低調な動きとなっている。今2013年3月期の第1四半期の純利益は1044億円と前年同期比21%の減益に見舞われた。前年度に高水準だった鉄鉱石など金属資源の価格下落が影響したもの。
第1四半期はほぼ想定どおりの数字として、会社側は通期の純利益の見通しである4000億円、前期比7%の減益見通しを据え置いている。ただ、減益は1期で終わる見通し。今期より推進する2カ年の中期経営計画で、新規の投融資1兆4000億円を見込んでいる。
過去の投資の効果と相まって、鉄鉱石、銅、原油・ガスなど資源の上流権益量は新規投資、既存権益の拡張により着実に増加する見通し。これらを背景に、同社の連結業績は来2014年3月期以降増益が続くことが予想される。個別にはアフリカ・モザンビーク沖の天然ガス鉱区の探鉱が注目されている。これまでの試掘作業によれば、埋蔵量は世界でも有数である模様で、先行きの大きな期待材料である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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