【銘柄診断】デサントはアジアでの成長取り込みを目指す、株価の評価も前進方向

2012年8月24日 16:07

  デサント <8114> は7月18日の戻り高値507円からの調整局面。今2013年3月期の第1四半期業績は営業利益が2億7600万円の損失、前年同期の1億6700万円の損失に比べ損失幅が拡大する低調な決算となった。

  国内はブランドリニューアルに取り組んでいる「マンシングウェア」のほか「ルコックスポルティフ」などゴルフウェアの販売が苦戦したほか、野球のアンダーウェアとして使われる高機能肌着などの価格競争の激化などで「デサント」の販売も振るわなかった。ただ、会社側では想定内の決算として、今3月期の業績については営業利益53億円、前期比10%増の見通しを据え置いている。

  同社の今後の期待はアジア地域での展開。韓国では前期並みの60店舗超の出店を継続し攻勢が続くが、2013年5月の稼働を目指し自社物流センターを設立する計画で、展開はスケールアップする。

  さらに、中国では前期を大きく上回る100店舗超の出店を見込む。その他のアジア地域でも香港やシンガポールで出店による成長を図るほか、インドネシアやマレーシアなどでも販売拠点の拡大に取り組む。従って今期以降、アジアの成長を取り込む増益キープの方向が予想され、株価の評価も前進の可能性が強い。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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