【銘柄診断】グンゼは好業績を見直す、往年の仕手株としてファンが回帰の兆候も

2012年8月24日 16:07

  グンゼ <3002> は7月23日の二番底196円からの出直り途上の局面だが、調整局面が短い底堅い足取り。

  今2013年3月期の第1四半期は営業利益9億1300万円と前期比29%の大幅増益を達成した。アパレル分野ではインナーウェア全体では伸び悩んだが、レギンスなどに比べ好採算なプレーンパンティストッキングの販売が好調だったことが利益の増加につながった。

  アパレル事業はオンデマンド生産やグローバル生産体制の構築、物流体制の効率化などに注力。機能ソリューション事業は素材開発など独自技術を活かせる分野に経営資源を集中投下し差別化商品の拡販を図る方針。

  今3月期通期でも営業利益は36億円と前期比3.5倍の大幅増益を達成できる模様だ。タカキュー <8166> 、ルック <8029> など最近はアパレル株の強調が目立っており、その関連としてグンゼにも出遅れ狙いの買いが回りそう。昔は仕手株としてそれなりに人気を集めた実績もあり、往年のファンが戻りつつある感触だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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