【銘柄診断】サンケン電気はCCFLが苦戦、足元の業績回復を見守る展開が続く
2012年8月23日 16:19
サンケン電気 <6707> は8月15日に231円の年初来安値を示現するなど、全体相場の戻りに乗り切れない状況だ。
今2013年3月期の第1四半期の業績は、営業利益が4億2100万円と前年同期の6億2300万円の損失から大きく改善した。今期通期の見通しについても営業利益74億円と前年同期比82%の大幅増益見込みを据え置いている。
決算発表が8月8日、安値更新が8月15日の推移からは、決算を見て改めて売り人気が強まったことになる。
同社は液晶ディスプレイのバックライトとして用いられるCCFL(冷陰極蛍光放電管)を手掛けており、LED(発光ダイオード)化の進展で苦戦中。業績未達への懸念が株価の頭を抑えているようだ。
ただ、省エネニーズの高まりを背景に中国エアコン市場でインバータ普及率が上昇しており、それに使用される同社のパワー半導体需要増加は期待される材料だし、自動車用半導体も好調を維持している。とりあえず、足元9月中間決算の動向を見守りながらその回復を見守る展開になりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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