【銘柄診断】昭和電工は足元の低迷を織り込み、来期の大幅増益にウェートがかかる展開に

2012年8月23日 16:17

  昭和電工 <4004> が底値圏脱出の兆しを見せてきた。今2012年12月期の6月中間決算は営業利益160億円と前年同期比27%の減益となった。

  つれて、通期の営業利益の見通しについて、従来の480億円が420億円(前期473億円)へ引き下げられた。第2四半期にエチレンプラント不具合により約90日の操業停止期間が発生したことが第1四半期不調の要因。

  減額修正の発表は8月1日、そして8月3日に127円の安値を示現しており、株価的には悪いところを出し切ったニュアンスだ。業績停滞も一時的なものに留まる見通し。

  主力と位置付けるHDと人造黒鉛電極で生産能力の増強を含めた積極的な拡大戦略を図るほか、半導体用高純度ガスやリチウムイオン電池材料、耐熱透明フィルムなど新規事業の育成を加速。

  また、アジアを中心とした海外で事業拡大を進めることなどにより、来2013年12月期は大幅な増益に転換の見通しだ。株価も次第に来期の見通し好転を織込む相場に転換していくことが予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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