三菱電機が人の不在時に無駄な電気をカットするルームエアコンを発売

2012年8月22日 11:00

 三菱電機が、ルームエアコン「ハイブリッド霧ヶ峰」の新商品ZWシリーズ11機種を11月上旬から発売すると発表。部屋から人がいなくなった時を見逃さず、すぐにムダな電気をカットする「スマートSTOPシステム」を搭載しているという。

 今回新たに搭載された「スマートSTOPシステム」では、人がいないことを感知し、3分でひかえめ運転を実施する「スマートセーブ」、人がいなくなったまま30分が経つと運転停止する「スマートオフ」、エアコンの前に立つだけで運転開始する「スマートオン」を実現。また、人中心の冷風運転で冷房運転時間を減らした「スマートハイブリッドシステム」では、昨年から提案している「ハイブリッドシステム」に、部屋ではなく人だけを冷やす微弱冷房の冷風運転を新たに搭載。体感温度をみながら、送風運転・冷風運転・冷房運転を自動で切り替え、送風運転や冷風運転で快適を維持し、冷房運転時間を減らすことで節電を実現している。さらに、業界初の大容量8.0kW(主に26畳用)をラインアップ。業界最大容量の圧縮機と冷媒を効率良く循環させる回路を搭載し、従来室内機10機種(6畳用から23畳用)と同じ横幅サイズ799mmで大容量8.0kWを実現、運転停止時の待機電力0.0W(0.04W)、スマートオン」やタイマー設定時の待機電力は0.9Wと低消費電力も達成している。

 夏の日中(14時頃)の家庭消費電力の半分以上を占めるルームエアコン。2009年製の時点で、10年前の製品と比較すると約40%もの省エネを実現しているとはいえ、ルームエアコンでいかに節電を実現するかが、家庭での節電の鍵を握ると言えるであろう。

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