マルエツ、中国で食品スーパー事業を展開 蘇寧電器と合弁会社を設立

2012年8月21日 18:48

 食品スーパー事業を展開するマルエツは21日、中国最大手の家電量販事業者であるとともに中国最大級の商業小売企業である蘇寧電器と合弁会社を設立すると発表した。

 マルエツと蘇寧電器は、香港に合弁会社「丸悦(香港)有限公司」を設立し、「丸悦(香港)有限公司」が100%出資する中国現地法人を設立することで、中国国内における食品スーパーマーケット事業等を展開することについて今回合意した。

 今回の合弁会社においてマルエツは、日本国内で蓄積してきた「食の専門店」としての各種経営ノウハウを提供する。日本式のおもてなしの心を持った接客サービス、「安全・安心」「健康」「高品質」な商品、マルエツ・マルエツ プチ・リンコスという3フォーマットによる柔軟な店舗展開等を中国で実施していく。また、蘇寧電器は、中国におけるビジネスインフラを生かした物件情報や人材の提供、物流網等をサポートする。

 蘇寧電器及びその子会社は、2011年末時点で販売規模約939億元(約1兆2,207億円)、中国の約600都市をカバーする約1,700の店舗網を持つ中国最大手の家電量販事業者であるとともに、中国最大級の商業小売企業。総合インターネット販売サイトである蘇寧易購においては、2011年の売上高59億元が中国の電子商取引業界で第3位を獲得。さらに物流システムにおいては、2015年までに中国全土を網羅する約60か所の新規物流拠点を整備する予定。

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