【銘柄診断】栗本鉄工は売り込み誘い仕手相場がスケールアップ、業績好調も支えに

2012年8月20日 15:03

  栗本鉄工 <5602> が一気に新値圏に進み、躍動感に溢れた上昇を見せている。6月4日の163円を底にじり高に動いていたが低位仕手系株が循環買いされる流れの中、足取りが強い同社に市場筋の人気が集中した。

  8月16日には出来高が3080万株にも膨らみ、市場の中核銘柄としての存在感を示した。今2013年3月期の第1四半期は営業利益が5億3800万円と、前年同期の3億9100万円の損失から様変わりの業績改善となった。

  鉄管部門において、耐震管を中心に前年並みに推移し、バルブ部門においては、電力・鉄鋼分野での売上が増加。機械部門では海外向けの鍛圧機ならびに粉体機器で大型物件を納入したことなどが業績に貢献している。

  直近の信用残は売り残が229万株、買い445万株と拮抗状態にあるが、16日、17日の大商い時にカラ売りを飲み込んだ形跡があり、取組はさらに厚さを増したものと推定される。大商いの後の微調整を経て再び上伸するパターンが想定される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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