【銘柄診断】アライドHDは安値から急反発、自己株式取得で極低位値ごろ株買いが再燃

2012年8月20日 14:30

  アライドテレシスホールディングス <6835> (東2)は20日、23円高の86円まで上げて2日間の変わらずを挟んで4営業日ぶりに急反発、前週末17日に顔合わせした年初来安値62円から底上げしている。東証第2部の寄り付き段階の値上がり率ランキングでは、第1位に躍り出ている。前週末17日大引け後に自己株式取得を発表、極低位値ごろ株買いが再燃している。

  自己株式取得は、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とすることを目的としており、取得株式総数の上限を500万株(発行済み株式総数の4.3%)、取得総額を5億円、取得期間を8月20日から12月20日までとして市場買い付けする。

  株価は、低水準の業績が続いて70円台を出没する底値圏推移が続き、8月7日に今12月期業績の下方修正、12月通期純利益を2億円(前期比70%減)と減益転換率を悪化させたことが響き年初来安値まで売られた。

  PER評価では超割高となるが、PBRは0.9倍、配当利回りは3.4%と下げ過ぎを示唆しており、極低位値ごろも材料に底上げしよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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