強制送還は大局みた合理的判断 李教授が評価
2012年8月20日 11:00
アジアの外交事情に詳しい早稲田大学の李鍾元(リー・ジョンウォン)教授は19日のNHK日曜討論で、尖閣諸島の魚釣島に上陸した香港の民間団体・保釣行動委員会の船員を出入国管理法違反で強制送還した日本政府の対応について「大局をみながら、バランスを考えて合理的に対応したという印象を持っている」と評した。
また、山口壯外務副大臣は香港の民間団体が尖閣諸島に10月に再び上陸する姿勢を示していることについて「我々は断固防ぐ」と同様の事態を招かないよういろんなルートで防いでいく考えを示した。山口外務副大臣は今月末にも中国に行き「その辺のところをきちっと伝えなければいけないと思っている」と語った。