MPlayerX、Mac App Storeでの配布中止を決断
2012年8月19日 17:51
無償で使用できるMac OS X用ビデオプレイヤーとして人気のMPlayerXは、3か月にわたるAppleとの議論の末、Mac App Storeでの配布をやめ、開発者Webサイトでの配布に切り替えるという(Leaving Mac App Store、本家/.)。
原因はMac App Storeで配布するすべてのアプリにサンドボックス機能の利用が6月1日から必須となった点だ。MPlayerXをサンドボックスに対応させると、字幕の自動読み込みや連続するエピソードの自動再生、スナップショットを任意の場所に保存する機能などが利用できなくなってしまうという。開発者のZongyao Qu氏は6つの試作ビルドを提出し、機能を実現するために特権が必要なことを説明したが、いずれも却下されたそうだ。これらの機能が利用できなければ、MPlayerXはQuickTime Xのようなものになってしまうとして、Mac App Storeでの配布をやめることを決意したとのこと。
現在Mac App Storeで配布されているバージョンは1.0.14。すでに1.0.16がmplayerx.orgで配布されている。機能制限版の1.0.15をMac App Storeでの最終バージョンとしてリリースする計画もあるとのことだ。 スラッシュドットのコメントを読む | ITセクション | セキュリティ | ソフトウェア | MacOSX | アップル | IT
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