【銘柄診断】横河電機は構造変革の動きを評価する流れ、新展開入りで売り方動揺も
2012年8月19日 07:01
横河電機 <6841> がここへきて年初来高値を更新し、新展開に弾みを加えつつある。ベースとなったのは8月10日に発表された今2013年3月期の第1四半期決算。営業利益は28億8700万円と前年同期比5.5倍と様変わりの好決算となった。
つれて9月中間決算の営業利益を70億円から75億円(前年同期68億円)に、通期の営業利益を190億円から200億円(前期166億円)に、それぞれ少しずつ増額修正した。エネルギー関連投資の拡大を背景に堅調に推移している制御事業の好調が背景。
前期の希望退職者募集に伴う特別損失がなくなる一方、半導体検査装置などからの撤退も採算改善に功を奏している。特に一時は同社の業績押上げに多大な貢献をしていた半導体ビジネスの終息は、根本的な構造変革が進んでいることを如実に表している。
株価もそうした変化を前向きに評価している流れと思われる。日証金では連日逆日歩が発生しており、ここでの新展開入りは売り方の買い戻しに大いなるインパクトを与えそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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