【銘柄診断】北川鉄工所は微増益確保で安心感強まる、見直し買いにスイッチが入る

2012年8月19日 07:00

  北川鉄工所 <6317> が出直りの途についたニュアンスだ。きっかけになったのは8月10日に発表された今2013年3月期第1四半期の業績。営業利益は1億2400万円と前年同期比1%の微増益。ただ、中国向けダウンなどで業績に対する警戒感も台頭していたことで、小幅ながら増益を確保したことで安心感が強まり、見直し買いにスィッチが入った格好だ。

  建設機械向けの金属素形事業は中国の影響でやや低迷、工作機械向けの部品を扱う工機事業も中国、インド等のアジア新興国の受注は前年と比べると調整基調にある。そうした中、設備メンテナンス用の販売が増加傾向にあり、引き続き販売強化に力を注ぐ方針だ。

  中国、インドなどについては政策当局が景気好転への対応策を打ち出すものと思われ、今後は次第に環境が好転に向かうものと思われる。決算発表を契機にじりじり上昇してきた相場は週末17日に商いが急増し、明らかに市場人気が盛り上がってきた。もともと仕手人気には定評がある存在で、ルック <8029> など関連銘柄の急騰がフォローの風となっている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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