【銘柄フラッシュ】不二越やチタン工業が動意を強めシャープは一時急伸
2012年8月17日 16:24
17日後場は、対ユーロで98円台に入る円安が続いたほか、さきの四半期決算で有価証券の評価損が甚大だった鉄鋼株が日経平均の9100円台という株価回復そのものを材料に軒並み高。新日本製鐵 <5401> は4.1%高で戻り高値。三井住友フィナンシャルグループ <8316> は3.2%高となり、前引けの1.4%高から一段高。
シャープ <6753> は14時頃に鴻海精密工業による出資比率の引き上げ観測が伝えられて急伸する場面があり、前引けに続き東証1部の出来高・売買代金ともトップで大活況の5.1%高。
東証1部の値上がり率1位は前場2位の日本アジア投資 <8518> となりシャープが事業部門の売却を検討との一部報道を手掛かりに思惑と連想が広がり12.5%高、2位は前場3位の不二越 <6474> となり円安基調を受けて機械株が全般に出遅れ感強まるとされて出直り拡大11.6%高、3位は日産東京販売ホールディングス <8291> の10.5%高となり前場の1位8.9%高から順位は後退したものの販売好調の観測に取り組み妙味やチャート妙味がいわれて一段高。
日本金銭機械 <6418> (大1)は欧州の債務国でカジノ導入の動きあるとかで連想働き東証で戻り高値の9.9%高、主市場の大証では3.4%高、チタン工業 <4098> は次世代電極素材や紫外線・UVカット化粧品向け素材などがいわれて戻り高値の9.4%高、日本ケミコン <6997> も次世代電池関連と8.6%高、戸田工業 <4100> も次世代電池関連の出遅れと7.9%高。
一休 <2450> は来期の業績も拡大との社長談が伝えられ戻り高値を更新の7.7%高、ホシザキ電機 <6465> は1.2%高ながら業務用冷凍庫などに期待と連日の高値更新となった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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