【銘柄診断】東武鉄道はスカイツリー効果の大きさに注目、今期は大幅増額の可能性も

2012年8月17日 15:50

  東武鉄道 <9001> の出遅れが注目されそう。5月22日に開業した「東京スカイツリー」は予想以上の人気ぶりで、スカイツリーへの来場者数は、開業から約2カ月で1000万人を突破したほど。業績への波及効果も大きく、今2013年3月期の第1四半期決算は営業利益が115億円と前年同期比46%増を確保した。安定性が特徴の電鉄企業のイメージを完全に打破するものである。

  「東京スカイツリー」開業で鉄道、バスなどの運輸部門の収益が向上し、ツリーへの入場料やグッズ類の物販、周辺の再開発物件の賃料、ホテルや流通施設など、「東京スカイツリー」効果は、第1四半期で売上高で53億円、営業利益で3億円に上ったという。

  今期9月中間決算の営業利益は当初の149億円(前年同期比8%増)が据え置かれた。第1四半期での進捗率は77%にも達しているだけに、中間決算増額、通期見通しの引き上げのコースは容易に想像できる。

  株価は7月以降、420円を中心に10円幅で収まるもみ合い場面。ぼつぼつ増額を予見した相場に転換の可能性が強そう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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