【銘柄診断】イトーキは好業績見直しの機運が強い、信用売り残が増加し好取組も支援
2012年8月17日 15:49
イトーキ <7972> が7月24日の331円をボトムに着実な出直り波動を描いている。株価の戻りをサポートしているのは好業績。それもここ数年前の低迷期には考えられなかったほどの改善振りである。
首都圏の大型新築ビルの移転需要の取り込み、医療、教育、公共分野における販売拡大、チャネル販売の強化などを背景に、今2012年12月期の6月中間決算の営業利益は従来の32億円から42億円(前年同期14億9400万円)に引き上げられた。そして通期の営業利益も24億円から30億円(前期8億4100万円)へと増額された。
通期の30億円は6月中間の42億円を大きく下回るもの。何か後半に収益を圧迫する可能性があるのだろうが、それでも増額修正の可能性はかなり強いと思われる。
株価は4月26日に高値544円を示現したが、この時は有力筋の介入がはやされた。最近の株価の戻りを見てカラ売りが増加し、直近8月10日申し込み現在では売り残233万株に対し、買い残321万株と拮抗状態になってきた。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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