『エムカウントダウン』チャートで見る今年上半期の韓国音楽シーン―BIGBANG、テティソ、f(x)、SUPER JUNIOR・・・韓流アイドルパワー立証

2012年8月17日 01:11

 2004年7月の放送スタート以来、毎週生放送されているMnetの看板音楽番組『エムカウントダウン』が2012年8月で第300回を迎えた。

 8年の長きにわたり韓国の音楽番組の中で唯一ランキング制を継続している『エムカウントダウン』は、歌謡界の発展と歴史がひと目で分かるK-POPチャートショーを開始。K-POPの今を最も正確に表すNO.1 K-POPチャートショー『エムカウントダウン』チャートを通じて2012年上半期の歌謡界をまとめてみた。

Trouble Maker、BIGBANG、TTS、INFINITE、f(x)、SUPER JUNIORが三冠王を達成
アイドルグループがK-POPのグローバル化をリード、相変わらずのパワーを立証

 2012年上半期『エムカウントダウン』で3週連続1位の座を獲得したアーティストは全6チーム。どれも韓流のグローバル化をリードする代表的なアイドルグループだ。

 BIGBANG(ビッグバン)は今年3月ニューアルバムリリースと同時に『エムカウントダウン』で1位の座を獲得、三冠王を達成した。
 
 SUPER JUNIOR(スーパージュニア)もタイトルナンバー「Sexy、Free & Single」を同番組で発表、翌週から3週連続1位となり真の韓流帝王の面目を見せた。

 ユニットグループのTrouble Maker(トラブルメーカー)とTTS(テティソ:少女時代メンバーによるユニット)は、多様なフォーマットに変化するアイドルグループの新たな可能性を示した。

 4miniteのヒョナとBEAST(ビースト)のチャン・ヒョンスンのプロジェクトグループ、Trouble Makerは、同名のタイトルナンバーで三冠王を達成。また少女時代初のユニットで大きな話題を集めたTTSが『エムカウントダウン』でデビューし、翌週の5月第2週から3週連続1位に浮上。新鮮な組み合わせのグループ活動がアイドルのもう一つの成功の秘けつであることを立証した。

 他にも女性アイドルグループf(x)が「Electric Shock」で、INFINITEが3枚目ミニアルバムのタイトルナンバー「追撃者」で三冠王を受賞、自分たちが時代の中心であることを見せつけた。

バンド、ヒップホップ、バラード… 今年上半期の歌謡界キーワードは「多様なジャンル」

 2012年上半期『エムカウントダウン』チャートは、アイドルのダンス音楽だけでなくバラードやモダンロック、ヒップホップなど多様なジャンルの音楽で満たされた。

 Busker Busker(バスカーバスカー)、キム・ドンニュル、ジョン・パク、Dynamic Duoなど多様なジャンルの実力派アーティストたちが『エムカウントダウン』チャート上位圏に多数布陣。特にBusker Buskerはデビューアルバムのタイトルナンバー「桜の花エンディング」が何と9週間もトップ10圏内に留まる大記録を立てた。4年ぶりにカムバックしたモダンロックバンドのNELLはタイトルナンバー「そして、残されたものたち」が『エムカウントダウン』チャート上位圏を記録、Busker Buskerと並んでモダンロックの人気を呼び起こした。また昨年末4年ぶりにニューアルバムをリリースしたキム・ドンニュルがタイトルナンバー「Replay」で一度も放送メディアでの活動なしに1位候補として名を上げたのに続き、ジョン・パクのデビュー曲「Falling」が10週連続トップ10圏にランクインするなどバラードも上半期に高い人気を得た。

 他にもヒップホップグループのDynamic Duoが「燃える金曜日」、「コギソコギ(似たりよったり)」「日が昇る時、まで」の3曲を順にトップ10圏中にランクインさせながら、ヒップホップの人気を再び引き上げるなど上半期歌謡チャートを多彩にした。

 多様なジャンルのK-POPが世界的に人気を集めた今年上半期、下半期にはどんな音楽が大衆の目と耳を楽しませるのか。『エムカウントダウン』チャートに関心が集まっている。(翻訳:中島礼子)

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