【銘柄診断】ＡＬＳＯＫは金メダル・プレミアムにＶ字回復純益買いのあと利益確定売りが交錯
2012年8月16日 15:04
ＡＬＳＯＫ（綜合警備保障） <2331> は８月１２日（現地時間）に閉幕したロンドン・オリンピックで、同社社員の女子レスリングの吉田沙保里選手、伊調馨選手が揃って金メダルを獲得し３連覇したことから、同社の今３月期純利益のＶ字回復を見直し、割安株買いが増勢となっていた。株不足で逆日歩のつく信用好需給もフォローしたが昨日の高値後は、利益確定売りが交錯しもみ合いに変わっている。
同社の今期純利益は、７３億円（前期比８７％増）とＶ字回復が予想されている。前期純利益は、法人税率変更に伴う繰延税金資産の取り崩しで２ケタ減と落ち込んだものが平準化することが主要因で、本業も、セキュリティ事業での東京スカイツリータウンなどの大口警備の契約収入増や、警備輸送業務のＡＴＭ総合管理業務の収入増などで続伸している。
株価は、今期純益のＶ字回復・増配予想で１０００円台に乗せ、今期第１四半期の好決算やロンドン五輪関連人気先取りで１１００円台に上ぶれ高値追いとなった。ＰＥＲ１５倍台、ＰＢＲ０．７倍の割安修正で２００９年８月高値１２１４円抜けから一段の上値評価を強めよう。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）
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