【銘柄診断】鈴茂器工は小型ロボットなど好調で45%増益、海外では日本食ブームを享受

2012年8月16日 15:03

  鈴茂器工 <6405> (JQS)は8月13日に745円と3月の高値738円を更新し新展開入り、その後もさらに新値を更新する強い動きを見せている。

  8月7日に発表された今2013年3月期の第1四半期の好業績がきっかけになった。主需要先である回転寿司の業界大手や寿司・弁当などの中食業界は、店舗設備やシステムの改革、更には価値ある商品づくりなどに力を注いでいる。

  そうした中で、同社独自の展示会「スズモフェア」や、西日本食品産業創造展などを開催し、店舗向け小型ロボットなどの主力製品の売上げを伸ばした。海外も、円高の影響を受けながらも、アジア、ヨーロッパを中心に営業を積極化した。そうした結果、第1四半期の営業利益は2億3000万円と前年同期比45%の大幅増益を達成した。

  今回据え置かれた9月中間決算の営業利益見通しは3億5500万円(前年同期比7%減)、第1四半期での進捗率は65%にも達しており、いずれ時機を見て増額される可能性は強そうだ。

  同社は「米飯主食分野を世界へ」を理念としており、アジア、ヨーロッパを中心に海外展開も積極化。海外での日本食ブームが同社の収益向上をサポートしていくことになりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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