【銘柄診断】ローソンはカードを商品力強化につなげ好業績を維持、連日逆日歩も発生

2012年8月16日 15:03

  ローソン <2651> の着実な水準切り上げの動きが衰えず、新値街道を着実に歩んでいる。同社が参画している共通ポイントプログラムPonta(ポンタ)カードの発行枚数は4400万枚を超えて好調に推移しており、同社の売上全体に占めるカード会員売上の比率は約43%に高まっている。

  Pontaカードのデータを分析することにより、商品力の強化、発注精度の向上、そして機会ロスの削減が図られ、業績の向上につながっている。

  また、女性・シニアといった新たな顧客の支持を高めるため、「ローソン」に生鮮食品や日配食品を導入した生鮮強化型ローソンの改装・出店を進めている。

  その結果、今2013年2月期の第1四半期は営業利益139億円と前年同期比8%増を確保した。生鮮コンビニエンスストア「ローソンストア100」の出店を推進し、食品スーパーからの顧客を導入し、女性・シニアの新顧客層の取り込みなど、業績は新たな展開期を迎えているとの見方が強い。

  また、意外なことに取り組みが良く、直近8月10日申込み現在では売り残32万株、買い4万株と大幅な株不足となっており、日証金では連日逆日歩が発生している。こうした需給妙味もここへきての上げ加速の要因になっている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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