【銘柄診断】ニチモウは仕手株人気復活へ先回りの買いが流入、今期増額も支援材料に

2012年8月15日 15:01

  ニチモウ <8091> が久々に急動意となってきた。取り立てて材料は観測されていないが、低位仕手株が循環買いされる流れの中で、先回り的な買い物が活発に流入し始めている。

  4月26日に289円の数年来の高値に買い進まれたが、当時は市場では新日本理化 <4406> (大1)を手掛けている筋の介入を想定する向きが多く、多いに思惑人気が高まった。その高値から整理に入り大きくは6月4日の146円、7月24日の145円でダブル底を形成し、しっかりした底入れからの立ち直りだ。業績が好調に推移している。

  8月3日に発表された今2013年3月期の第1四半期決算は営業利益2億6800万円(前年同期100万円の損失)の大幅好転決算となった。

  主力の食品事業はやや低調だったが、国内での漁具資材の受注増や、米国内での陸上ネットの受注増で海洋事業が好調。食品加工機械や豆腐プラントなどの機械事業も売り上げを伸ばした。

  9月中間決算の営業利益3億円(前年同期比20%減)の見通しを据え置いているが、第1四半期で2億6800万円の実績を残しており、今後増額修正に進む可能性はかなり強い。

  PBR0.5倍、配当利回り2.9%など、仕手性だけでなく、実態面からも見直しの資質を備えている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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