【銘柄診断】京セラはレーティング引上げを景気に戻り波動入り、太陽光発電も収益上昇へ

2012年8月15日 09:07

  京セラ <6971> は7月25日の安値6000円で底を入れ、以後次第に出直りのニュアンスを強めてきた。きっかけになったのは外資系証券のレーティング引上げと目標価格の増額。スマートフォンの新モデル向けに電子部品の売上げが急増、足かせとなっていたソーラー事業の損益も選別受注と稼働率上昇で第2四半期以降の利益貢献が期待できることなどが指摘されている。

  8月1日に発表された今2013年3月期の第1四半期の業績は20億円の営業損失(前年同期は333億円の黒字)に見舞われた。つれて通期の営業利益見通しを従来の1400億円から1187億円(前期比21%増)に引き下げている。

  減額修正の後値動きは逆に強さを増しており、悪材料をこなして株価は上向きに転換しつつある。PBRは0.8倍と現在の株価が割安であることを示している。4月高値8030円から長い整理を経験してきており、戻りは意外に軽いものとなる可能性もありそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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