【銘柄診断】ピジョンは中国に続きインドでの展開を積極化し成長路線を継続の可能性も

2012年8月15日 09:07

  ピジョン <7956> が高値圏で頑強な動きを続けている。8月7日に3585円の高値を示現しているが、上昇相場のスタートは昨年3月15日の2048円。約1年半かけ、75%の上昇率を記録した。

  国内市場は成熟期入りしているが、中国を中心とする海外での成長性を評価してきている。今2013年1月期の第1四半期は営業利益14億800万円と前年同期比2倍強の大幅増益を達成した。

  中国では専門店を中心に哺乳瓶やスキンケア用品が伸びた。中国では富裕層向けの育児用品としてブランドイメージを保っており、販売価格は日本国内と同水準を維持している模様で収益力は高い。昨年3月から江蘇省の第2工場で母乳パッドなどの現地生産を始めたことで、利益率が大きく改善していることも寄与している。

  中国では流通体制の整備、再構築が終了し、新商品の販売も順調に進捗しているが、インドにおいても新規代理店との契約も進行し、販売店舗の拡大を進め、今後さらなる流通体制の構築を図っていく方針。

  そのほか、中近東、韓国、中南米などの市場開拓を積極的に進めていく。今1月期は営業利益56億5000万円と前期比12%の増益が見込まれている。

  ここ数年は業績の伸び率が鈍化してきたが。今期増額などで再び成長性にスポットが当たるかどうかが注目点。日証金では連日逆日歩が発生しており、需給妙味もプラスされている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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