【銘柄診断】椿本チエインは好決算発表はスルーだが、今後の増額に期待感が強まる

2012年8月15日 09:06

  椿本チエイン <6371> は6月4日の405円と7月25日の414円でダブル底を形成、以後は着実な出直り波動を描いている。

  8月8日に発表された今2013年3月期の第1四半期の決算は営業利益32億6000万円と39%の増益を達成した。

  チェーンは日本国内では自動車業界や食品業界向けに駆動用チェーンや搬送用チェーンなどの販売が堅調に推移した。また、東日本大震災の影響などにより減少した自動車生産の本格回復を背景に、日本国内での自動車エンジン用タイミングチェーンドライブシステムの販売が好調、また、北米、タイ、中国、韓国の各拠点でも販売が好調に推移した。

  決算発表の前、7月20日には米国の産業用コンベヤー企業を買収し、グローバル展開を推進する方向性を明らかにした。今回の発表では今3月期の営業利益135億円(前期比11%増)を据え置いているが、中間決算の営業利益58億円の見通しに対し、第1四半期で56%の進捗率を達成しており、かなり余裕含みの目標数字だ。

  直近8月3日申し込み現在の取組は売り残31万株、買い22万株と売り長状態にある。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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