【銘柄診断】大林組は本業の好調を見直し第2ラウンドへ、買い残の整理進展にも注目
2012年8月14日 09:11
大林組 <1802> (東1)の戻り足が力強さを増してきた。6月4日の安値295円から7月17日の366円まで戻り第1ラウンドを描き、そこからの調整は7月26日の333円で終了。以後戻り第2ラウンドの途上にあるが、好決算発表をきっかけに見直し人気が加速、7月17日の戻り高値を更新し第2ラウンド入りを果たしてきたところ。
8月3日に発表された今2013年3月期の第1四半期決算は営業利益29億2300万円と、前年同期比8倍弱の大幅増益決算となった。
東日本大震災に関連した復旧・復興工事などにより売上げが伸び、JR大阪駅北側の「梅田北ヤード」の再開発事業や、宮城県亘理町のがれき処理事業なども寄与した。復興需要を取り込めず減益となる建設会社もあり、同社の本業での好調はもっと見直されてもいい。
今回据え置かれた通期の営業利益340億円(前期比9%増)も期中での増額修正が期待される。なお今期から新たな中期計画がスタートしたが、2015年3月期に営業利益450億円を目指している。
5月11日申し込み現在で1199万株まで膨らんだ信用買い残は直近8月3日申し込み現在で789万株まで、ピークから35%も減少している。戻り売り圧力はかなり軽減されている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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