ブルース・ウィリスは爆弾の威力不足で小惑星破壊に失敗する

2012年8月13日 15:57

あるAnonymous Coward 曰く、 最近は否定されまくっているが「2012年マヤ暦終了」は「人類は滅亡する!」ネタの定番。そして滅亡する原因として、小惑星が地球に衝突することを挙げる人は多い。このネタがポピュラーなのは、1998年に作られたブルース・ウィリス主演映画「アルマゲドン」の影響が大きいだろう。この映画では、石油掘削のプロチームが小惑星に核装置を取り付けて割り、地球を救うという内容である。こうした映画ネタを検証するのが大好きらしい、英レスター大学の学生たちが、映画の核爆弾で小惑星を割ることが可能かを検証している(NETWORKWORLD本家/.)。

 生徒達は劇中の設定や地球からの距離や速度、小惑星の密度などの要素から、破壊に必要な運動エネルギーの総量を見つけるための式を考案した。その式によれば、小惑星破壊には800000000000000テラジュールという途方もないエネルギーが必要だという。たとえばかつてロシアに存在した50メガトンの水素爆弾「ビッグ・イワン」(ツァーリ・ボンバ)の総エネルギー出力は418000テラジュールであり、その10億倍の威力が必要だとしている。

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