【銘柄診断】ミニストップは店舗数拡大の費用増で足元低調だが、先での展開力を評価
2012年8月11日 23:42
ミニストップ <9946> が訂正高への機運を強めてきた。今2013年2月期の第1四半期決算は営業利益7億8600万円と前年同期比44%減の低調な決算となった。ただ、その中身を点検すると、37店舗の積極出店や手づくりおにぎり取扱店舗数の拡大に伴う設備費や売場関連費用の増加が要因。
従って通期の営業利益については78億円と前期比1%増の見通しを据え置いている。同社は、店内で加工した「手づくりおにぎり」と「惣菜」を取り扱う店舗数を拡大しているほか、2013年に顧客評価No.1を獲得するために、コーヒー、スイーツなどに力を注ぎ、他社との差別化を図っている。
国内ミニストップは過去5年で最大の180店舗(前期実績109店舗)を出店する予定。海外は韓国を中心に合計640出店(前期実績382出店)にペースを加速する。さらに、2013年2月末までにインドネシアに1号店を開くと発表した。
「ミニストップ」ブランドで店舗展開する契約を現地の小売業と結び、5年で300店の出店を目指す。積極出店による費用増で足元の業績が芳しくないためコンビニ株の上昇トレンドに取り残されているが、いずれ見直しの目が向けられる方向が予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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